IT資格の勉強をする際に、IPアドレスがほぼ確実に出てきます。
基本的な項目になりますので、様々な資格取得の際に必ず有用になる知識です。
今回はIPアドレス学習について、注目してまとめていきます。
IPアドレスとは?
IPアドレスとは「Internet Protocol Address」の略です。ネットワークに繋がっている通信機器(パソコン、プリンター、アクセスポイント、IP電話機、ルータ機器など)に紐づけられる識別番号になります。ネットワーク内の住所のような役割を担っています。
2進数と10進数とは?
IPアドレスは32bit(2進数32桁)で表現されます。それを8ビットごとに10進数化してピリオドで区切った0.0.0.0~255.255.255.255という形で表現されます。
10進数の左から、第1オクテット、第2オクテット、第3オクテット、第4オクテットと呼びます。
ネットワーク部とホスト部
IPアドレスは、前半の部分であるネットワーク部と、後半の部分であるホスト部で分けられます。
ネットワーク部は個々のネットワークを識別するため、ホスト部はIPネットワーク内のコンピュータを識別するためになります。
アドレスクラスとは?
IPアドレスの32ビットは、ネットワーク部とホスト部で構成されていますが、どこまでがネットワーク部で、どこからがホスト部かを指定する必要があります。その基本的な分類としてアドレスクラスという分類があります。クラスにはクラスA、クラスB、クラスCの3種類があり、IPアドレスを割り当てるネットワークの規模に応じて、どのクラスを使用するのかが決まります。
また、それぞれのクラスは第1オクテットの数値により判断することができます。
尚、第1オクテットが127が飛んでいるのは、127のアドレスはループバックアドレスという特別なアドレスに使用するため使用できないようになっています。
サブネットとは?
サブネットとは、下位ネットワークや補助ネットワークという意味合いになります。
アドレスクラスでネットワーク部、ホスト部を使用していく上で、会社が大きくなると一つのネットワークでは管理できない可能性がでてきます。その際に使用するのが、補助ネットワークであるサブネット化です。小さなネットワークグループを作成することで、管理・通信の効率化を容易にすることができます。
たとえば、○○会社の佐藤さんを探すのは大変ですが、総務部の佐藤さんを探すのはより簡単に探すことができるイメージになります。
どこまでが、ネットワーク部であるかを識別するために使用する値として、サブネットマスクが使用されます。サブネットマスクは255.255.255.0や/24などで表現されます。
まとめ
IPアドレスはネットワーク内の住所、サブネットは大きなネットワークを分割した小さなネットワークだと覚えてください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】
コメント